ハワイ不動産でAirBnB、2017年
AirBnBについて
最近、ワイキキのコンドミニアムへ足を運ぶと、スーツケースを傍らに置いて待つ人に話しかけられます。
それも一度や二度ではありません。
「○○さんですか」
と、チェックインを担当する人なのかたずねられます。大抵、AirBnBやインターネットサイトで予約した人々です。
チェックインの待ち合わせ場所や担当の電話番号を知らなかったり、スマホを片手にメールで問い合わせたりしているようです。
結局、友人の家で待つことにしたという人もいました。
担当の電話番号を知っていても、連絡が取れないという人もいました。
ワイキキの中央のコンドミニアムなどでは、チェックインを待つ人々がいるのは普通の風景でしたが、ワイキキの西のコンドミニアム、住人専用のコンドミニアムでも、そのようにスーツケースを置いてロビーで待っている姿を目にするようになりました。かなり、AirBnBなどがポピュラーになってきたという感じがしています。
テレビでもAirBnBが、宣伝をはじめました。お年寄りが伴侶を亡くして一人になったとき、寂しさから開放され、収入を生きがいを得たという筋書きの宣伝です。
これは、AirBnBの利点として、一理あるでしょう。
特に観光都市のハワイには、大きな可能性がありますから、これからも、どんどんAirBnBが増えていくでしょう。
オアフ島以外の島では、目だった産業はありませんので、AirBnBの収入は他の島でも期待できると思います。それは、センスいい内装と写真をアップすれば、オアフ島に引けをとらない宿泊費の設定ができるからです。また、希少価値があれば、宿泊費をもっと高く設定することもできます。ワイキキは過剰ですが、他の島には、数箇所のAirBnBしかありません。ちなみに最近確認しましたところ、モロカイ島には、たった一軒のAirBnBの宿しか出てきませんでした。
よって、現時点では、他の島のほうが、やり方によっては、オアフ島よりも可能性は大きいと思います。オアフ島は不動産価格が高額ですが、他の島では、土地所有権つきの1ベッドルームでは、数万ドルのコンドミニアムもありますので、何軒かで同時に行えば、大きな収入となるでしょう。
なお、危惧するのは悪用されないということです。AirBnBは、ホテルではありませんので、誰でも簡単に利用できるというよりも、犯罪に関わった人や、マナーの欠けた宿泊者を排除して安心して営める工夫があるほうがいいと思います。
ハワイ不動産の賃貸では、たとえば、一戸建ての1部屋を貸し出すときに、もし、物件所有者1人が女性の場合、女性限定という条件で賃貸者を募っても差別に当たらないという賃貸に関する法律があります。そのような規定があれば、安心してAirBnBに参加できるのではないでしょうか。
SANADAインタ-ナショナル ハワイ不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦