ハワイ不動産とベッドバグとその対策について
ベッドバグは、ベッドに住み着いて、人にも害がある害虫です。 当社の判断では、山にいるダニが巣食ったということで理解しています。
たとえば、ワイキキを自転車で走って木の下で休むと、上から落ちてきて、太ももに噛み付くということがありました。 外で自然に接すると、洋服やスニーカーの土と一緒に部屋にはいってきます。
ある害虫駆除会社の調査によると、ベッドバグ被害では、ホノルルは2016年に48位にランクされました。 ホノルルのランキングは、2014年の第42位と2013年の37位のランキングから改善されていますが、状況は悪化しており、この害虫駆除会社の利益は10パーセント増しであるということです。この害虫駆除会社のベッドバグ駆除収入は昨年より10%以上増加したので、アメリカ全土で、被害が多くなりつつあるという見方をしています。
当社では、ベッドバグの被害の申し出がありますと、ほとんどの場合は、害虫駆除会社を雇うことはありません。 害虫が、屋内を歩いているのを見つけることがありますし、通常は、マットレスの四隅や、淵に黒い斑点があるので、害虫がいることが判明しますが、害虫駆除会社の費用は数百ドルという高額ですし、彼らが使う薬剤が無害ではないと判断しますので、当社では、害虫駆除会社を雇わないのです。
対策は、ウォールマートで販売しているベッドマットレス専用のビニール(数十ドル)の袋をかけて、洗剤を少し混ぜたアルコールで、マットレスを消毒するだけで、被害は収まります。アルコールだけでも大きな効果が有りますが、洗剤に含まれる界面活性剤の毒も害虫に効きます。
ビニールの袋に入れたマットレス
マットレスをビニールの袋に入れることによっても、マットを保護することができます。また、じゅうたんも同様にスプレーしてビニールシートをかけ、そのあとは、じゅうたんのシャンプー業者へじゅうたんシャンプーを依頼します。これで、ベッドバグの被害は、ほとんどありません。小さな家具の被害については、スプレーして効果がない場合は、買い替えをすることになりますが、当社には家具の被害はありません。また、木屑を寄せて作成された家具には、水分が、家具に損傷を与えることがありますので、注意が必要です。
ですが、最悪のケースが、2件ありました。 既に10年ほど前ですが、部屋のボーダー(壁の裾に走っている木製の巾木)の木材自体に害虫が巣食っていたのです。 その場合は、専門業者による消毒が何度も必要になりました。それは、そのボーダーのどこに害虫の巣があるのか、わからなかったからです。 これによって、まず、専門業者を雇うことは無駄であり、ボーダーを取り替える以外には被害を食い止める手段はないことが判明しました。 また、豪邸を購入した物件所有者が、カナダ製のベッドのマットレスを乗せる木製フレームを購入したのですが、その木製のフレームにベッドバグ、つまり山ダニの巣があったのです。製品になった段階で既にベッドバグの巣があったようです。結局、鉄製のベッドフレームへ取り替えて、被害は収まりました。それ以降、当社では、ベッドセットは、鉄製のフレームをおすすめしています。
ハワイ不動産は、自然に近い位置にあるので価値が有るのですが、だからこそ、それによる被害もあるのだと思います。 靴裏の土を十分落として、屋内には土足で入らないことが推奨されますが、ある意味では、防ぎようのない被害だと理解しています。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦