ハワイ不動産購入のときに、ハワイの景気を読む
ハワイ不動産購入において、景気を読むことは、実際にはあまり役に立ちません。
仮に必要であるとすれば、それは、安心や、自分なりの納得のためでしょう。もちろん、為替レートを確実に予測できるのであれば、それはとても有益なことです。しかし、どんな経済評論家でも当たりません。また、現在は、明日には、何が起こるのかはわからない危うさがあります。たとえば、何の前触れも無く株式市場暴落ということもあります。
株式市場が暴落するのは、暴落を仕掛けられている場合と、金融危機が引き金になる場合がありますが、昨今の株式市場は実体経済を反映していませんので、理由がなくても暴落するときは暴落し、世界経済に大きく影響を与えます。
また、リーマンショックのように、大型金融機関が倒産することもあるでしょう。そして、ある国が金融破たんするかもしれません。デフォルトです。
そのような時に、ハワイの景気を読んでもあまり意味はありませんが、もし、ハワイ固有の景気を読むのであれば、失業率やホテルの客室占有率が、参考になります。しかし、景気を良くしようとする思惑が絡んでの報道ということがあるかも知れませんので、信頼できる数字であるのか判断しなくてはなりません。
しかし、ハワイの住人にとっては、そのような数字は不要かもしれません。ハワイで働きながら、取引先と景気の話をしたり、収入の上昇や、会社の業績など、いろいろなところから、景気を判断できるからです。また、ハワイ不動産は、アジアの景気や日本の景気にも左右されますので、もし、日本にお住まいでしたら、日本の景気をまず、肌で感じて、ハワイ不動産市場を分析してみてください。そして、ハワイに来て、ハワイの景気も感じてみてください。
いつも行くレストランが流行っていない、小売店舗が閉店した、ショッピングセンターに空き店舗が多いなどですと、景気は悪くなっていますし、いつも読んでいるフリーペーパーに広告が増えているなどでしたら、景気はよくなっているといえるでしょう。
新聞を読むよりも、個人個人の財布の引き締め具合も参考になりますので、ご自分の感覚が重要でしょう。
不動産関連では、不動産売買が活発な時期は景気がいい、景気が上向きであると判断できます。それは、不動産を購入する人が多くなれば、付帯する家具や家庭用品も一緒に売れるようになり、経済に貢献し、景気がよくなるからです。景気がいいからというだけでなく、世の中に悪いニュースが無い時期や、景気に安定感があるときにも 不動産購入を決断しやすいでしょう。
ハワイ不動産市場の上昇が激しい時期には、適当な物件に複数の買い注文が入るなど購入が難しい時期です。さりとて下落傾向のときには、どこまで下がるのか見極めて、底値で購入しようとする買い控えが起こりますので、こちらも、不動産売買は活発にはなりません。
よって、最も売買がさかんになる時期は、不動産価格横ばい、または、ごく緩やかな上昇気運があるときだと思います。しかし、相場の上下で利益を上げる人にとっては、面白くないので、突然株式市場暴落などが起こされます。そして、一時的ではありますが、不動産市場も凍りつくことになります。
ですので、ご自分を信頼なさって、購入したくなった時が買い時、必要になったときも買い時、買いたい物件が出てきたときも買い時であると理解し、景気よりもご自分の気運をご信頼なさることをおすすめします。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦