ハワイ不動産と害虫対策
害虫が繁殖してもそれは、ご入居者の責任ではありません。害虫は、食べ物のにおいでやってくるので、料理をする部屋なら、害虫の害は避けられません。対応策
- 害虫が部屋にはいらない工夫を施す
- 害虫を根絶するタイプの消毒を試みる。
- 賃貸物件では、入居者に害虫対策を理解してもらう。
部屋に害虫がはいってこない工夫は、ドアの下の隙間、そして、キッチンのパイプの周り、バスルームの排水溝です。 以上の全ての箇所に対策を施します。
ルームエアコンの場合には、害虫がビルの外壁をのぼって、ルームエアコンの隙間から部屋に侵入するのを防ぎます。また、キッチンの流しの下のパイプの周りなどに隙間をみつければ、粘土のような素材の固まるタイプの材料を埋め込みます。
ドア下には、ブラシタイプのスティックをドア下部の全体に設置し、ドア下の隙間を塞ぎます。管理物件に夕刻に足を運びますと、料理中にドア下から害虫がやってくることを よく知っている住人は、ドア下にタオルを置いて、防いでいることなどがあります。料理をする間だけでも害虫が入らないようにする知恵ですが、害虫はいつでも入ってきますので、あまり意味はないと思います。
ドア下に、ブラシタイプのスティックを設置するには、コツがあります。それは、ゆかは正確には平らではないことを念頭に入れなくてはなりません。タイル張りのゆかであれば、タイルは盛り上がっていますが、目地は低くなっています。タイルの高さに合わせれば、目地が低いので隙間はあいたままです。 目地の高さにブラシの先端を持ってくれば、タイルにあたるブラシの部分は、長すぎてななめになり、ブラシのところどころに隙間ができて、害虫がはいってくることになります。よって、ゆかの高さに正確に合わせて、ブラシの先端をトリミングしていきます。そして、ゆかに密着するようにしなくてはなりません。 ドアを閉めて、廊下側から覗いて、廊下側に光が漏れないようなら、隙間がないということです。この作業が完璧でないかどうかによって、ハワイ不動産にご滞在のオーナー様が、また、賃貸したご入居者が長く快適であるか否かが決まると考えていますので、単純な作業ですが、とても重要だと思っています。
2の害虫を根絶するタイプの消毒については、消毒薬によって死んだ害虫を食した他の害虫も死滅するというタイプの消毒で、害虫に毒が連鎖していきます。近隣まで影響するので、効果絶大です。以前は、アルコールなどのその場の害虫のみに効くような対応でしたが、できれば近隣まできれいにすべきと考えています。それは、ドアを開けたと同時に害虫が部屋に侵入するということがあるからです。
3のご入居者に対する周知徹底は、料理後のゴミは毎日廃棄する、また、夜間に明るい照明を点けて、ベランダを開け放していると、害虫が飛んでくることがあるなどの事をを理解してもらいます。真夏の暑い日、そして無風のときには、特に大きな害虫が飛んできますので注意が必要です。
なお、市販の害虫よけの薬(コンバットなどの商品名)は、生まれたばかりの小さな害虫には効きますが、成虫にはあまり効果はないと感じています。SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
物件管理担当 : 砂原