眺望のいいハワイ不動産購入の注意点
丘や山にある一戸建ては、壮大なながめに気をとられがちですが、まずは、土台を確認しましょう。
ハワイの壮大なながめがある一戸建て地域の特徴は、崖や斜面が多く、たとえ平坦でも火山による岩があったりすることです。 ながめがいい一戸建ては特に高額で、大きな欠点が無いことを注意しなくてはなりませんが、特に土台が整備されて強固であることが重要です。 土台の補修が必要である売り家は、それに必要な費用を見積もってある場合があります。物件見学で家を見た買い手側としては、売り手自身が工事を済ませてから売りに出すべきだと感じています。それは、実際の工事業者や土台などが、見積もりを取った場合と同じ条件であるという保障がないからです。 まず、土台を強固にしてから家を売りに出したり、建てたりすべきでしょう。いくら割り安で、豪華な一戸建てであっても、土台が強固でなかったり、雨で侵食する不安定な基礎は、購入対象から外すことになります。
土留めのない崖の上に立った家の敷地
土留めのない庭、大雨によって、芝の下の土が流れて、すかすかになった地盤
よって、その旨の記載を売り物件の資料であるMLSに記載すべきだと思います。見学をする前に検討対象からはずす選択ができるからです。
土台だけでなく、家の周囲に崖や山がある場合も同様です。たとえば、山やダイヤモンドヘッドの落石の危険があるような一戸建てなどは購入すべきでないと思います。落石の危険性を調べるためには、山と家とを両方を見て、または、想像して山の斜面から下方へ延長線を引いてください。そして、その延長線内に家がある場合や、山と家との間に道路があっても障害物が何もない場合は、危険性が高くなることになります。また、そのようなハワイ不動産は、豪華であっても、オーシャンフロントの壮大な眺望がある家であっても、売りにくい物件となる可能性が高いのです。
実際にハワイでは、数年に一度、落石で家が損傷したり、人が犠牲になるというニュースがありますので、ことのほか、注意が必要なのです。SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦