ハワイ不動産と天然石素材
ハワイ不動産の豪華さを出すには、大理石をふんだんに使うことだと思います。
ほぼ全ての色がある大理石ですが、ヨーロッパでよく見かける緑や青の大理石は、ハワイでは、ほとんど見ません。 ゆかによく使われているのは、トラバティンといわれるうすいピンク、または、肌色の大理石です。温かみがあり、傷やシミなどが目立ちませんので、 豪華一戸建てだけでなく、コンドミニアムのゆかにも使われています。
トラバティンのフロアー
ただ、大理石を含む全ての天然石には、欠点があり、酸や洗剤など、水以外の液体によって溶けてしまう性質を持っています。 たとえば、キッチンから、ゴミの汁をたらしながら、大理石のゆかを歩くと、そのあとには、丸い斑点があちこちにできています。 シミのように見えますが、表面が解けてしまいますので拭いても落ちません。広範囲になりますと、つやは全くなくなって、大きなシミとなります。 最悪であるのは、バスルームに大理石を使いますと、シャンプー液によって、すべての表面に雲がかかったようにつやがなくなります。
ですが、再度、Floor Burnisherという機械、高速フロアポリッシャーで研磨しますと、きれいなつやを取り戻すことができます。 ハワイでは、ホームセンターや専門のレンタル業者がおり、1日レンタルすると、$50ほどです。 石やタイルを施していない以下のようなコンクリートのゆかをスムースにするにも使うことができます。
キッチンカウンターに使われる素材は、花崗岩(かこうがん)の一種である御影石がよく使われますが、アメリカでは大理石のカウンタートップも好まれています。 御影石についても、同様にサラダのドレッシングや、柑橘類の汁でシミになりますので、こちらは、ハンディーなポリシャーで磨きます。
不動産管理会社や業者にたのんで行うこともできますが、できれば、リビングは大理石のフロアーで、バスルームやキッチン、キッチンのゆかは、天然石ではなく、人工大理石を使うと、メンテナンスは簡単です。 人工大理石は、熱には弱いのですが、酸性液に弱いということはありません。
改装をするときには、ハワイ不動産の高級感を出すために、天然石と人工大理石を賢く使い分けるといいでしょう。SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦