ハワイ戸建てとドーナツ化現象
昨今のホノルルは、都市化が激しく、のどかなハワイの雰囲気を失いつつあります。ハワイ不動産としての性格が大きく変わってきていると思います。
リゾートが都市化しますと、レストランや娯楽を必要としますが、ホノルルの場合は、それらがなく、都市化だけです。
ニューヨークなどは、博物館や美術館、ラジオシティーミュージックホールなどの劇場、ブロードウエイのミュージカルなどの多くの選択肢があります。
また、レストランは、洗練を極め、こちらも多くの選択肢があります。
一方のホノルルは、海ときれいな空気がありますので、娯楽を充実させれば、完璧なリゾートになるかもしれませんが、いきすぎた都市化はマイナス要因かもしれません。
ハワイ不動産をいつかは購入したいと考えていた購買層にとって、ホノルルは、もはや思い描いていたハワイではありません。
たとえば、十年前にハワイに来たときに購入しようと思ったハワイ不動産は、家の屋根だけ、ビルの壁だけを見るような場所へ変貌していたりします。
そこで、どんなハワイ別荘が、予算内であるのか比較します。そして、コンドミニアムでなはく、戸建ての選択肢を検討してみるのです。
戸建てとコンドミニアムでは、ハワイ不動産の性格が大きく違いますので、それらを理解して、どのような生活になるのか想像して見なくてはなりません。
想像して、それでも、戸建てが適当であり、理想のハワイの生活ができるということであれば、地域を選定することになります。
ここで、変貌して行く住宅街、将来の姿や雰囲気も見据えて、地域を選ばなくてはなりません。
特に昔のハワイの雰囲気を好む人は、ホノルル中心部から離れて、オアフ島全土で検討しなくてはなりません。
そして、理想と刷る雰囲気を求めて、理想の戸建て地域を探しに出ると言っても過言では有りません。
のどかなリゾートはホノルルを出たオアフ島の裏、カイルアやカネオヘ、ノースショア、ハレイワなどにあります。
このような事情から、ホノルル中心部から、一戸建て検討地域が広がったように思います。これは、ごく最近の状況です。ホノルル中心部の不動産価格高騰にも原因があるでしょう。
そこで、それらのオーシャンフロントのハワイ不動産にも人気があるのだと思います。
これからは、オアフ島全土がハワイ別荘の検討対象になると思います。
これは、ドーナツ化現象のひとつかもしれません。
まず、購入検討者は、気に入るハワイの海と景色を探しに、ドライブに出ます。気に入った候補をいくつか見つけます。
そして、不動産会社へ連絡し、住所を言い、
「この周辺のハワイ不動産の売り物件を調べてくれ」
との問い合わせになるのです。この場合は、地域が限定されており、売り物件も限られていますが、既に見るながめと雰囲気を気に入っていますので、購入したあとの満足度は高いと思います。
そのようなハワイの戸建て購入方法が、これからは主流になって、オアフ島全土が購入対象となるでしょう。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦