ハワイ不動産と冬のハイシーズン
ハワイ不動産がハイシーズンに活発に売れるのは、よく知られています。
「冬のハイシーズンには、売買活発ですので、早い決断が必要です」
と申し上げますが、物件見学の前にはあまりピンとこないかもしれません。
見学の予約を入れるのは、前日か前々日で、もちろん、まだ売れていない物件です。ところが、見学のときには、その多くに既に買い注文が入っているということがあります。
買い手の不動産エージェントは、そのような状況が、冬のハイシーズンであるとの説明をしますが、物件見学を始めてからは、売り手側の不動産エージェント自身の口から、
「この物件は、さっき売買契約されたばかりです」
と直接伝えられるので、売れ行きの早さを 実感していくことになります。
早い決断が必要だと理解していても、実際に見て十分に検討しなくては、買い注文を入れることができないというジレンマがあるのが、冬のハイシーズンです。
一方、売り手にとっては、冬のハイシーズンが最高の売却時です。
多少高くても、内装をよくすれば、早く、そして、多くの(複数の)買い注文がはいる可能性があります。
当社でも売りに出すのであれば、冬のハイシーズンをおすすめしています。
買い手にとっては買いにくい冬のハイシーズンかも知れませんが、いい物件がたくさん出てくる可能性があるのは、いいことです。
ハワイ不動産が冬のハイシーズンに活発に売買されるのは、避寒のために世界から集まってきた購買層がいるからです。買い手が多ければ、活発に売れるのは当然です。どんなに売り物件が多い市場であっても、買い手は、いい物件には目が無く、飛びつく傾向にさえあるからです。
ちなみに、早い決断と、飛びつくこととは、同一ではありません。
飛びつくとは、コンドミニアムの価格相場を知らず、売り物件の比較をせずに、たまたま気に入った物件を購入するということです。
早い決断とは、短期間でより多くの物件を見学して、見比べて選択するということです。
満足度は、購入した物件次第ですが、比べて購入するほうが失敗する可能性は低く、そしてベストを尽くして購入物件を選択したという満足感があると思います。
また、比較することによって、そのコンドミニアムや、その売り物件の長所をよく理解することができますし、相場も理解できます。
よって、不動産エージェントが実行することは、もし、買い手がコンドミニアムの相場やハワイのコンドミニアムについての知識に乏しければ、1日目は、バライエティーに富んだ物件見学をして、その後に対象物件の条件を確定して、翌日には、的を絞って、さらに見学するということをします。
そして、情報を持ち帰って時間をかけて話し合うということができない冬のハイシーズンですので、購入対象物件に出会ったとき、その物件を見学しているその場で、
「いくらの買い注文が適当であるのか」
などを相談しながら見て回るなどの急ぎの場面が見られるのも、冬のハイシーズンならではのことです。
ハワイ不動産市場の安定期が数年続いている冬のハイシーズンは、買い手は賢い判断を短時間で行う必要に迫られます。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦