売り手が強気のハワイ不動産購入
売り物件情報に記載されている価格が売買契約だと思われますが、売り出し価格は、売主の言い値ですので、通常は交渉して、値下げされて売買契約を結びます。実際には、売り手と買い手が折り合った価格が売買契約価格となるのです。
知らなければ、価格が下がるのはボーナスのような気がしますが、価格を下げない物件所有者の売り物件がときどきあります。
それが、強気の売り物件です。
強気の理由は、ローンの残額や改築における費用を算定してでてきた価格であったり、価値あるながめや内装を持つ売り物件である場合などです。
MLSの売り物件情報には、価格を下げない旨の記載の場合も、または、買い注文を入れる段階で、売り手のエージェントから聞くことがあります。
まず、売り出し価格のままで購入する価値がある売り物件か否かをご検討ください。
他に買い手がいないと予想されているにもかかわらず、強気の売り物件に 売り手の言い値で購入し、購入してから不動産の価値が下がるのは、はずれくじを引いたようなものですので、強気の売り物件であっても慎重に強気の理由を調べます。
そして、売り出し価格のままで購入してもいいとお考えなら、そのように買い注文を入れることになりますが、それでも売り出し価格より交渉したい場合は、売り手のエージェントに口頭で伝えます。多くの場合は、値下げした買い注文自体を受けない旨、返答がきますので、値下げした買い注文を出すこと自体が無駄です。
ただ、売り手のエージェントにいくらなら購入するという事を明確にするために、受けないと言われても買い注文を渡しておいてもいいのです。
全ての買い注文は、売り主に伝えられるというのが、不動産の法律ですので、売り主の耳には必ずはいります。
もし、その売り物件に他の買い手がでてこない場合は、検討してくれる可能性があります。
そのようにして、実際に一戸建てを購入した人がいます。
買い手は、ローンを組んで限られている予算でしたので、購入できそうな売り物件の気に入った複数に、とても低い価格で買い注文を出したのです。強気の売り物件へも、強気の売り手の売り希望価格を無視して買い注文を出したのです。
ただし、全ての売り手が、その買い注文を受けてしまいますと、その全ての売り物件の購入手続きをすすめなくてはなりませんので、その中から条件に応じた一軒と売買契約を結ぶという記載をして、一軒と価格の折り合いがついたら、他の全ての買い注文はキャンセルするという条件をつけました。
この場合、買い手の満足する一軒を、買い手の満足する価格で購入できればいいのです。
一戸建て市場は、コンドミニアム市場よりも、スローで、売れるまでの期間が長いので、物件所有者が強気であっても、検討してくれる可能性が高いのです。もし、同時に複数の気に入った物件があり、価格次第であると思うとき、そして、売り手が強気であったときでも、とりあえず、買い注文を出してみるという買い方ができる場合があります。または、コンドミニアムの場合にも、同じような内装で同じような階やながめの売り物件が多数あることがありますので、そのようなときにも通用するかもしれません。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦