ハワイ不動産管理とバスルームの換気扇
ハワイ不動産を賃貸物件とする場合に最も管理するべき箇所のひとつが換気扇です。賃貸していて、ご入居者がいても、1年に1回は、そうじをしなくてはなりません。換気扇には扇風機のように羽が中にある場合と無い場合があり、無い場合には、ビルディングの外で大きなファンが回っており、ダクトを通して、湿気が外へ吐き出されるタイプです。この場合の換気扇は外側のカバーだけのそうじでかまいません。掃除機でホコリを吸い取るだけで十分です。
各部屋のそうじをたのむ人に換気扇のそうじを依頼する場合には、あらかじめ取り外して大きなタオルの上にのせておきます。
扇風機のように羽がある換気扇は、全てを取り外す場合も外さない場合もあります。 肝心なことは、そうじのあとに、油をさすことです。 ハワイで一般に使われているWD-40というタイプのスプレーは、水分で固まってしまうのでバスルームや回転する部分には使えません。このタイプのスプレーは、サビ止めや、ドアのすべりをよくするために使います。モーターによる回転をよく保つにはHeavy Dutyのスプレーを使います。 Displaced Moisture (水分を排除する)という機能があるスプレーなら、どんなスプレーでもいいかもしれません。ちなみにWD-40スプレー缶には、そのような機能の記載はありません。
1年に1回のそうじを怠る場合には、大きな弊害がでてしまうと思います。換気扇がほこりで詰まっていれば、湿気を容易に排出しなくなり、バスルームの壁、タイルとタイル間のメジが、カビてしまいます。また、古いホーローのバスタブに傷がある場合には、早くサビがきます。そして、ひどい場合には、壁を押すとぐらぐらするようになります。それは、壁の裏が湿って柔らかくなってきている証拠です。もっとひどくなると、壁が崩れ落ちると聞いています。
昨今の改修されたバスタブの壁には、メタルの柱が何本も取り付けてありますので、多少強いですが、どの壁もバスルームでありながら、湿気に弱いのが難点です。使わないときには、乾燥を心がけるように住んでいる人にお願いします。 また、換気扇の定期的なそうじについても理解してもらっています。SANADAインタ-ナショナル不動産売買
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代表取締役社長 : 真田俊彦