予算オーバーのハワイ不動産を検討する
不動産エージェントたちが売り物件を調べるときに利用するMLSシステムには、予算の数字を書き込んで、予算内のハワイ不動産の全てを検索して知ることができます。
コンドミニアムも一戸建ても両方一度に検索できます。
予算によって、コンドミニアムや部屋のタイプ、階数やながめなどがおおむね決まってきます。
たとえば、Aというコンドミニアムを購入するには、予算オーバーで購入できない場合、たった1軒ぐらい予算内の売り物件があってもいいのではないかというお気持ちはよくわかります。ですが、ハワイ不動産市場の売り物件は、相場が決まっていますので、相場をはずれた売り物件というのはほぼありません。
相場をはずれた売り物件は、抵当流れ、または、過去に事故があったなどの何かの理由があり、買いにくい物件であるのが普通です。
ところが、最近では、新築コンドミニアムによって、ながめがさえぎられるので、軒並み価格が下がっているコンドミニアムがカカアコにありますし、建設計画段階よりも建設途中のほうがもっと低くなる可能性があります。相場と予算との差額にもよりますが、待ってみるのがいいこともあります。また、アフォーダブル(買い易い価格)で、スイミングプールなどの共用設備はありませんが、新築同様のコンドミニアムがあります。
その反対に、建設当初は高級コンドミニアムであったものが、古くなって通常のコンドミニアムクラスと言えるワイキキのコンドミニアムなどもあります。それらは、高額設定であっても売れないので、価格を下げる傾向にあります。
MLSの検索によって、または、将来の可能性について検討して、選択の幅を広げてみましょう。
それでも、ご予算に合うコンドミニアムが全く無いということであれば、理想であったコンドミニアムをあきらめて、類似するコンドミニアムを検討すべきでしょう。コンドミニアムのグレードを低くすることになります。
グレードは、設備やロケーションなど、様々な要素で決まっていますが、理想のコンドミニアムでは、予算に少しの資金を足しても低層階しか購入できませんが、類似するコンドミニアムでは、高層階のオーシャンビューの売り物件が手に入る場合も有りますので、よく検討しましょう。
ただ、物件の設備については譲歩しないことをおすすめします。屋内洗濯機乾燥機や駐車場が必要であるのにもかかわらず、それらのないコンドミニアムを選べば、生活の中で後悔するからです。MLSは、全ての設備を含めては検索できませんが、不動産エージェントは、それぞれのコンドミニアムの設備をよく知っていますので、設備の条件も加えて、不動産エージェントにお話ください。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦