ハワイ不動産とスーパーフェリー
もっと観光業を活況させるために、島間を行き来するスーパーフェリーを復活してほしいという意見があります。
ローカルの人々の待望のようです。
スーパーフェリーは、2007年12月13日にサービスを開始し、2009年3月19日に閉鎖しました。運航は、オアフ島、マウイ島、カウアイ島だけでしたが、全島へのルートを計画していました。当時は、ハイシーズンでも片道1人$70で、大きなSUVクラスの車は$110ですので、航空券とレンタカー代と比較しても随分低価格ですし、空港の駐車場料金や荷物の多さを気にせずに、自家用車で他の島をエンジョイできる最も有益な交通手段でした。
スーパーフェリーの復活がときどき、今でもニュースになることがありますが、エアラインやレンタカー会社の収益などの表面的な数字を重視しているので、復活は難しいようです。
もし、他の島との行き来が簡単であれば、人口や産業の一極集中が緩和され、自然と適度な距離で暮らせる理想的な環境が、全島で手に入るかもしれません。また、島と島との行き来を簡単にすることによって、他の島にあるハワイ別荘を毎週訪れるということができるので、他の島のハワイ不動産の価値が値上がりすると思います。他の島への訪問回数が、スーパーフェリーがあれば、どのように変化するのか調べる必要もあるでしょう。他の島からも物資の豊かなオアフ島へ大きな買い物に訪れる人がたくさんでてくるでしょう。当方の知り合いには、毎週マウイ島に新鮮なミルクとバターを買いに行きたい、オアフ島にはない他の島のワイナリーに通いたいという人もいます。
変革を望まないハワイの政治も視野が狭いと思いますし、ハワイ州全体の計り知れない経済効果、ローカルの人々の利便性や娯楽に目を向けないハワイ州政府の姿勢には閉口します。
この際、最も有効なアイデアは、カジノだと断言したいと思います。豪華客船で訪れた超リッチな観光客がカジノに興じてオアフ島を潤し、豊かになったオアフ島の人々は、大都会のホノルルから、自然がある他の島をフェリーで訪れて、余暇を過ごすというのは、夢のまた夢かもしれません。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦