ハワイ不動産、為替レートと売却
ハワイ不動産の売却には、不要だと思ったときが売却する時期ですが、資金に急を要するときに早く売却したいが、円安なので困ったということがあるかもしれません。ですが、為替を考えないで売却しましょう。まず、売却してハワイの口座へキャッシュで所持し、必要な資金のみ日本へ送金するべきでしょう。為替の動向を見守ってタイミングを待てないのであるなら、資金が急に必要になったのですから、仕方がありません。
ですが、もし、不動産が高額になって、キャピタルゲインを得るための売却であっても、やはり為替を考えずに高額で売却して、ハワイの口座へ保持して、為替レートのいいとき(円安)のときに日本へ送金するのがいいでしょう。
以下は、当方の著作「ハワイ不動産」に記載した一部を転載します。
売却時に日本の為替について考えることは不要だという根拠は実にシンプルです。日本の投資家にとって、市場には、以下の4つの状況があります。自分が購入したときの為替レートより、
(1)、為替が円安で、物件価格が高く売り時である。
(2)、為替が円高で、物件価格が高く売り時である。
(3)、為替が円安で、物件価格が低く売り時ではない。
(4)、為替が円高で、物件価格が低く売り時ではない。
個人投資家にとって(1)が最もよい条件ですが、(1)の最も円安な時期を見極めることはプロでさえ難しく、為替の動向と物件の高値と同時にくる(1)の時期を予想することは不可能です。ですが、もし、(1)の時期を待って、万が一その時期が来たとしましょう。売買市場には、どのような展開があるでしょうか。単なる予想ですが、高値市場でもし売り物件の多くなる傾向のときに今が売り時といっせいに日本人投資家が売りに出すかもしれません。高値市場に売りに出して確実に売れるならいいのですが、(1)の高値の時期に売れなければ何の意味もありません。しかも高値市場がいつまでも続くという保証はありませんし、高値市場の時期も逃し円安にもならず、という(4)番の状況が来る可能性もあります。
ですから投資家は、まずは物件の高値の時期だけを確保して、(つまり最低限2番の状況)だけでも確保して、ドルをキャッシュにしておき、日本への送金のタイミングを待つのです。そして、円安の時期に日本へ送金して上の(1)の条件も確保しようとするのです。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦