フロリダとハワイの不動産
ハワイに最後にハリケーンが来たのは、25年前です。カウアイ島に直撃した、ハリケーン・イニキInikiです。 カウアイ島の1000軒以上の家屋を破壊し、8,000人が、避難したそうです。
最近は、来ていませんが、ハワイにハリケーンが来ないということではありません。1950年以来、ハリケーン・ドットDot、ハリケーン・イバIwa、そして、イニキInikiの合計3回、襲来しました。そして、ハワイには、277,376の避難所があり、合計140万人が収容できるようになっています。島別の内訳は次のとおりです。オアフ島:182,797ヶ所、 ハワイ島:36,539ヶ所、カウアイ島:17,395ヶ所、マウイ島:40,645ヶ所です。
ここ25年は、運よく直撃を免れているだけです。ハリケーンシーズンには、準備すべきとされていますが、天気予報は正確になり、人々のスマホに全ての警報が知らされますので、以前よりも被害は少ないかもしれませんが、警戒は必要です。
一方、毎年のようにハリケーンが来るフロリダは、アメリカのビリオネアーが、軒を連ねる一大豪華別荘地です。ハワイに比較にならないほどの高額物件が多くあります。アメリカ本土の南にあり、東海岸から数時間の距離にあるのが魅力です。ハリケーンは、毎年来ますが、豪邸ならしっかりした造りですので、被害は少ないのでしょう。そして、ビリオネアーも楽しめる街が整備されているのです。よって、ハリケーンなど、少しの欠点にもならないので、フロリダの不動産の価値は、落ちないのかもしれません。それよりも、ハリケーンによる停電のほうが問題かもしれません。しかし、フロリダは、毎年、ハリケーンが来るので、送電事情は、いいはずですし、その点は、ハワイのほうがずっと遅れているでしょう。こんな弱い風で停電になるのかという事が、ハワイではよくあるからです。
当方の著作、「ハワイ不動産」には、同じように海が美しく、温暖な気候であっても、ハリケーンが滅多に来ないので、ハワイに軍配が上がるとしましたが、ここで少し訂正させていただきます。
ハリケーンではなく、もし、ハワイ不動産に軍配が上がる不利な点が、フロリダにあるとすれば、それはアリゲーターの存在かもしれません。4月1日のイースターを控えた土曜日、ニュースでは、11フィート(3メートル弱)のアリゲーターが、自宅のスイミングプールで泳いでいたというニュースがありました。
3メートル以下の小さいものが、クロッコダイル、アリゲーターは、3メートルから5メートルほどで、3メートルは、アリゲーターとしては、小さい方ですから驚きです。5メートルほどのアリゲーターが、自宅の庭を徘徊するのは、差し詰め、人食いざめが陸を歩いているといった恐怖でしょうか。スイミングプールで、アリゲーターが泳いでいたという動画は多いので、よくあることかもしれません。
フロリダのディズニーワールドでは、湖畔で楽しんでいた家族に、クロッコダイルが突然現れて、子供を銜えて湖面に消えたという悲惨な事件がありましたが、フロリダでは、ビーチにもワニが出現するそうですから、おちおち、ビーチで甲羅干しもできません。ゴルフ場では、アリゲーターが、像のように堂々と歩く動画や、ペットの犬が被害に遭うなど、フロリダは、パラダイスとは、ほど遠いという印象を持ちます。そこで、アリゲーターを理由に、フロリダの不動産よりもハワイ不動産に軍配があがると言いたいのです。SANADAインタ-ナショナル ハワイ不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦