ハワイ不動産の価格推移、観光業と経済
ハワイ不動産の価格推移とハワイ経済とは、リンクしていることは、知られていますが、まず、観光業の代表であるホテル関連で判断されます。客室販売数、売り上げ、ゲストの数、レストランなどのホテル内での消費額の4つの数字からはじきだしますと、2017年までは、物価のスライドを考慮しても、全てにおいて、力強く上昇しています。また、新たな航空会社が参入したり、路線を増やしたりしたので、これからもハワイの観光業は堅調でしょう。
経済が安定している、そして、政治においても、比較的安定していると判断されているのでしょう。閣僚辞任のゴタゴタが続いたり、ロシア疑惑などがあっても、決定的に人々の心理に影を落とすほどの悪影響はありません。
また、昨年、カリブやフロリダを襲ったハリケーンは、著名な観光都市を荒廃させましたが、皮肉にもハリケーンの来ないハワイの安定した気候が、際立つことになったと思いますし、前大統領のオバマ、トランプ大統領や、その娘家族のハワイ滞在も注目されたかもしれません。いずれにしても、ハワイの観光業は堅調であり、今後も順調に伸びていくでしょう。
また、ホテルの順調な利益の伸びは、AirBnBが、ホテル産業を脅かすのではないかという心配を吹き飛ばしてくれました。もともとホテル派とAirBnB派は、異なるのかもしれません。また、AirBnBでハワイを訪れた人々も、ハワイ不動産所有者へ、周辺のレストランや小売業へ、資金を落としていきますので、ハワイの経済へ貢献していると考えられます。
よって、AirBnBやバケーションレンタルを含め、ハワイへの長期滞在者を増やしていくべきでしょう。観光客が増えるということは、リピーターが増えるということも考えられますし、リピーターが増えれば、ハワイに住みたいというアメリカ本土のからの住人が増えることになるでしょう。
人口が増える、住宅が必要になる、それこそが、ハワイ不動産の価格を押し上げている原因です。しかし、ハワイ不動産価格が上昇するにも良し悪しです。一般的には、横ばいであるのが買いやすく、売り買い活発となる状況です。急なハワイ不動産価格の上昇は好まれませんので、人口増加を予測した住宅政策を期待したいと思います。
SANADAインタ-ナショナル不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦