ハワイ不動産とホームセキュリティー
ホームセキュリティーは、目覚しい進化をしています。
当社から自宅を購入した若いご夫婦のお宅をたずねると、ドアの外には、のぞき窓らしきものがありますが、ドアの内側には、鏡があり、外を見るようなのぞき窓はありませんでした。
ドアの外に立ったゲストの顔をスマホで確認する仕組みです。その説明を聞いているとカチャッと音がしました。１５秒経つと鍵が締まる仕組みです。 部屋の中も最先端のアイテムが、溢れていました。羽が無く、フレームがあるだけの扇風機があり、モデムを大きくしたような空気清浄機、いたるところに不思議なライトが光っています。
「セキュリティーのカメラがどこにあるかわかりますか？」
カメラらしきものは、どこにもありませんが、天井のライトから、電球をはずして見せてくれました。電球の形ですが、セキュリティーカメラです。玄関のライトには、壁の取り付け部分にカメラが埋め込まれており、外見からは全くわかりませんでした。これで、カメラを壊されることはなくなるでしょう。
もし、何かがあって、これらのカメラで犯人の映像が捕らえられれば、とても有益です。ハワイのテレビでは、犯人の画像をニュースで公開しますので、犯人がよく捕まるようです。余談ですが、犯人が収監されれば、ハワイには、もうスペース的な余裕がないので、アリゾナに送られて収監されるそうです。
さて、セキュリティーに話を戻しますが、HOME SECURITY SYSTEMと書いてあるラベルと一緒に、にせもののカメラが窓から覗ける場所に設置されていました。窓にとりつけるセンサーや、ワイヤレスアラームなども自分で設置できるそうです。
ハワイの高級不動産には必ずと言っていいほど、セキュリティー会社と契約されていますが、以上のようなセキュリティー会社顔負けのツールが、自分で設置できるようになったのです。
セキュリティー会社と、契約した一戸建てとをつなぐのは、電話線やケーブルであり、それらが切断されれば、お手上げだったのですが、その問題は個人のセキュリティーで解決するかもしれません。しかも、ハワイは、電話切断や停電が多いので、ホームセキュリティーを個人で行えるなら、好都合です。
さらに余談ですが、Alexaというアシスタントのような機械を紹介してもらいました。その機械には、普段は音楽を選んで流してもらい、その日のニュースを話させ、目覚まし時計も、ライトを点けるときも、テレビも、口頭でそれに命令すれば、実行してくれます。口頭で命令するところが、素晴らしいと思いました。料理のレシピを教えてもらったり、料理を始めれば、タイマーの役割も果たしてくれます。もっとも有益であるのは、語学のレッスンが出来ることでしょう。その日のセンテンスを選んでくれて説明してくれます。もちろん発音は正確ですし、綴りのスペルアウトもしてくれます。好きなときに好きな語学を選んで勉強できるのですから、便利この上なく、語学学校も教師も不要になります。話すだけでテキストブックは不要ですから、料理をしながら、Alexaと話をしながら、語学に限らず好きな勉強ができるのかもしれません。
ハワイ不動産と言えば、ちょっと時代遅れのほうが南国ののんびりとしたよさを感じることができると常々思っていましたが、いつの間にか、ホノルルは強固なセキュリティーが必要な大都市に変貌したのだと痛感しました。そして、訪ねたお宅は、まるで、近未来に来たかのような世界でした。SANADAインタ-ナショナル、ハワイ不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦
