ハワイ不動産をリサイクルしています。
ハワイの豪邸を解体するときには、価値ある廃材が多くあるはずですが、日本人の「もっったいない」という感覚を満足させるリサイクルをハワイでも行っています。
今までは、行われなかったのかといいますと、ニュースにならなかっただけかも知れませんが、調度品については、取り壊し間近の家におかれたままの状態でオークションすることはよくあります。
かつて、日本人投資家が所有していた、広大な1579平方メートルの土地、カハラのオーシャンフロントに建つ10ベッドルームと11バス、この豪邸も売却されたと同時に調度品がオークションされました。そして、その豪華さがニュースになっていました。ヨーロッパ調に彩られた家具だけでなく、ギリシア彫刻の像や置物など、ため息がでるほどの高級品が一般の人々に売却されたのです。
今年(2018年)になってニュースになったのは、この家の解体が始まり、完璧に取り除かれる内装がリサイクルされるということがニュースになっていました。2つの豪華なキッチン、照明や部屋のドアなど数多くあったそうです。これらは、倉庫に保管されて売却されるそうですが、ひとつひとつのパーツ、たとえば、洗面台のシンクや蛇口、棚のドアなどは、青少年矯正施設や、ホームレスの人たちのためのシェルターに寄付されるとのことです。
この豪邸は、取り壊されたあとに2階建てのアパートが建てられる予定です。アパートというよりも豪華なタウンハウスかもしれませんが、カハラ地区でははじめての試みとなるプロジェクトです。完成すれば、海の青さがまばゆいばかりの豪邸の雰囲気を持つハワイ不動産となるでしょう。そして最も興味深いのは、豪華だけでなく、オーシャンフロントのながめをどのように有効に取り入れたのか、そして、それぞれのプライバシーをどのように確立したのかという点です。その工夫やデザイン性に注目して、お披露目され日を楽しみにしたいと思います。
SANADAインタ-ナショナル ハワイ不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦