ハワイ不動産とさんご礁
ハワイの人々にとって、ホテルは物理的には、身近にありますが、親しみのある存在というわけではなく、単なるビジネスの1つとして捉えがちです。しかし、ハワイの自然を守る為に活動しているとなりますと、ぐっとホテルの存在は、身近に感じられようになります。
アクアアストン(Aqua-Aston)は、40以上のホテルとリゾートを所有しており、年間550万人以上の宿泊者があるそうですが、そのホテルの支部、Aqua-Aston Hospitalityは、人々に
「日焼け止めローションのオキシベンゾンが、さんご礁を死滅させている」
と警告し、ハワイの各地にオキシベンゾンを使っていない日焼け止めローションの販売機を設置しているとのことです。無料ですので、正確には、単なるディスペンサーであって、販売機ではありません。
自然を壊して開発をする投資は、目先の利益しか見ていないのですが、アクアアストン(Aqua-Aston)が、費用を負担するこの投資は、ハワイの自然を守ることによって、ハワイのホテルの収益に戻るという長いサイクルで考えたものです。長いサイクルですが、優秀な投資のお手本です。そして、これは、ハワイだけのためでなはく、彼らは、全人類のために活動していると言っても過言ではありません。世界のどこにでもさんご礁はありますし、海は世界で繋がっています。その海を守ることは、全人類のためだからです。
そこで、私も警鐘を鳴らします。オキシベンゾンが、さんご礁という自然を死滅させるほどの毒があるなら、人間に害が無いはずがありません。調べて見ますと、オキシベンゾンは、紫外線吸収剤であり、発がん性、毒性があるとなっています。
私は、天気のいい日は、日焼けをするためにスイミングプールサイドで甲羅干しをします。ビタミンDが増えて、元気になった気がします。過度な日焼けはよくありませんが、日焼け止めが必要であるなら、帽子や長袖で、カバーして、何が混入しているのか不明な液体や、毒入りローションを塗るのは、この際、止めましょう。
ハワイの島々は、さんご礁が守っていると言っても過言ではありません。
津波が来ないことによって、貴重な我々の資産であるハワイ不動産をも守ってくれています。しかし、昨今は、さんごの生存が危ぶまれており、海面上昇も手伝って、状況は悪化しています。アクアアストン(Aqua-Aston)の活動が歯どめになることを希望します。引いては、もっと自然に戻るような生活が、本来あるべき人間の姿であると、人々が気づくことも必要だと思います。
アクアアストン(Aqua-Aston)は、今後、アメリカ本土や、コスタリカへ活動を広げていくそうです。
SANADAインタ-ナショナル ハワイ不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦