$5000を節約したハワイ不動産管理
Hawaiian Rent-Allという建設用や家庭用機械を専用にレンタルする会社が、在庫一掃処分するという記事( 4/17/2018 )がでていました。
https://www.bizjournals.com/pacific/news/2018/04/13/hawaiian-rent-all-auctions-inventory-to-make-way.html
一掃して、新しい機械を買いなおすのだそうです。当社では、この店でレンタルする機会が多くありますので、気になる記事でした。
ある日、当社管理のハワイ別荘、物件所有者が滞在中に大規模な水漏れが発生したという連絡を受けました。 行ってみますと、バスルームの元栓がはずれて水漏れという事で、となりの部屋はびしょぬれでした。既に水道は、大元を締めてあり、断水状態で、水漏れは止まっています。
そこで、すぐに来てくれるFlood Serviceの会社へいくつか電話をしたところ、Dehumidifierという湿気取り機械を数台使って、乾燥させるということでした。Dehumidifierという湿気取り機械
当時は、はじめて聞く機械の名前でしたので、説明を受けたあと、
「少し、考える」
ということで、それらの会社を使うことは止めました。なぜ、止めたのかと言いますと、その機械の設置と湿気による排水量の確認に１日500ドル、週末の緊急呼び出しにさらに、上乗せの費用が発生したからです。しかも、この機械の使用時には、部屋を閉めきるという話でした。ハワイは、大雨でも降らない限り、湿気はほとんどありません。開け放しにしていたほういが、換気には、効率がいいと判断したからです。
また、それらの会社を利用しなかった理由が、もうひとつあります。その機械は、壁の内側に細いホースを入れて、壁の中の湿気も取ります。ここまでは、いいのですが、壁の下とじゅうたんの境目にある巾木をはずさなくてはならないということでした。それらをはずせば、元に戻すために、さらに工事費用がかかることを意味します。 大規模な水漏れが発生して、随分時間が経っていれば、その巾木は、水を吸って変形しますので、はずして、取り替える工事が必要ですが、そのときには、発見が早かったので、そこまでは、不要だったのです。
では、壁の裏を乾燥させるには、巾木をはずさず、その高価な機械を使わないで、どうするのかと言いますと、壁側のじゅうたんを全て剥がして、その隙間に大型扇風機をあてるだけです。部屋の換気は、全ての窓を開放するだけで足りるのです。実際、丸３日ほどで、乾燥したということです。しかし、Flood Serviceの会社の見積もりでは、最低でも１週間かかるということでした。それらの専門の会社を使えば、軽く見積もっても、乾燥だけで$4000、そして、巾木の工事に数千ドルという莫大な費用がかかるところでした。
しかし、先のHawaiian Rent-Allという会社から、数台の大型扇風機を１週間借りて、回し続けて、$200ほどで済んだのです。剥がしたじゅうたんを元に戻すには、専門の業者は不要です。当社の管理担当が、これまた、Hawaiian Rent-AllからCarpet stretcherという、器具を借りて、カーペットを元に敷き戻しました。この機械は、１日借りて、たった数十ドルです。ちなみにHawaiian Rent-Allには、先にあげた高価な湿気とりの機械Dehumidifierも置いてありました。借りませんでしたので、レンタル費用は不明ですが、数十ドル、高くても１週間で$200ほどだと思いました。
このHawaiian Rent-Allのサイトには、詳細な使い方の説明はありませんので、Hawaiian Rent-Allで、何かを借りる機会があれば、どんな機械があって、どんなときに利用するのか、聞いて見ましょう。ちなみに、パーティー用具や料理用の機械、炊飯器もあったことを覚えています。SANADAインタ-ナショナル ハワイ不動産売買
プラスセブン不動産
代表取締役社長 : 真田俊彦
